御礼 個展Collection Blue ありがとうございました。

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個展Collection Blueが終わってから約1週間経ちました。呆然としている間に日ばかり過ぎていました…

まずは、今年も現地及びwebへご来場頂きまして本当にありがとうございました。本来であれば、即座に御礼をお伝えすべきでした…本当に申し訳ありません。普通に体調が若干悪かったり、さまざまな業務が繁忙でした。

今年は例年以上にギャラリーARCAの店主様に濃度が濃い弱音を吐きまくり、個展内容決まる前に、ギャラリー内で大泣きするなど、ご迷惑をおかけしました。温かい励ましにより無事個展を完走できました。ありがとうございます。本当に近くにギャラリーARCAがあって救われています。これからも末永くよろしくお願いいたします。

さて、今年の個展は青の世界でした。『ななついろ洋品店』では1番人気の色で、たくさんのつながりが出来たきっかけの色彩です。
日本での青は紫がかった青からほぼ緑な青まで、幅広く青と括られるので、青というテーマの割には、色彩豊かな空間になったと思います。正直、歴代個展の中でも、かなり好きな空間になりました。少し甘さ控えめだけど、温もりも感じられるクリスマスらしい瞬間だったと思います。搬出時寂しかった……!

今年の個展中は、「個展」とはを考える時間がかなり自分の中で多かったです。

正直、コロナ禍になってから、社会全体の傾向ですが直接作品を見てもらう機会が少なくなり、お買い物をするにも指一本がより当たり前になりました。ギャラリーや個人店で厳選された美しいものを味わう機会も、かなり減ったと思います。

正直、個展という手段は、とてもアナログなもので、実施さえしてしまえば、「やったという自己満足」だけは得れます。もしそれでいいという人が開催した個展ならば、それで嬉しいのは本人とギャラリー主位で、一方向のみの感情の交歓です。その場合、そこに見てくれる誰かは不在です。私的には、それはあまりにも虚しいことと思います。

私は、個展というものは、その先の美しいと自分が思える作品を作り出し、それに触れた人が新しい価値観や刺激を持ってもらえたらと思いで毎回コンセプトから制作、ディスプレイまで行っています。
私にとっての「美しさの原初体験」ーー幼少のころ読んでいた絵本の挿絵、祖母の作業場の抽斗に並んでいた彩り豊かなミシン糸、開館時間と同時に見つめたエルグレコの受胎告知ーー
誰かにとっての「それ」になれたらな…そんなことを考えながら毎年個展に思いを馳せています。

相変わらずまとまらない内容ですが、本当に今年も開催できてよかったです。それもこれも、お客様や関係者の皆様のおかげです。皆様それぞれ大変な日々をお過ごしの中で、『ななついろ洋品店』を忘れないでいてくれて、感謝しかありません。洒落たことは言えませんが、本当に本当にありがとうございました。
出来れば、来年は、よりもっとたくさんの人に楽しんでもらえる個展にしたいです。色々頑張ります。

では、今年も後少しですが、引き続きよろしくお願いいたします。