個展を終えて

こんにちは!

個展後から年末年始の業務や手続き、Wワーク先の仕事の繁忙とプライベートの落ち込み案件で、ブログを落ち着いて書けませんでした。
今日勤め先の仕事納めです…ようやっと。

さてはて個展「祈りとクローゼット」無事閉幕いたしました。

ご来場、作品のお迎え、その他ご支援ありがとうございました。

毎回個展をするにあたり、「初めて」を一ついれて取り組んでいるのですが、今回はオリジナルの什器を個展会場にセッティングしました。沢山の古い宝物が眠るクローゼットが、どうしても欲しかったのです…!
(サイズなど色々わがままを聞いていただいた、17工房様本当にありがとうございました!)

正直今年に関しては見せない裏側で色々あり、いっそのこと制作辞めてしまおうかなと真剣に考えていました。この世には美しいものも可愛いものもたくさんあるし、私如きが「はい、さよなら」しても支障ないだろうなと。現状はありがたいことに、来年のお仕事も決まっているので、『ななついろ洋品店』の旅はもう少し続きますが。

制作は、いかに継続できるものであるかが1つの重要なポイントだと常々考えています。その点で本当に色々ありまして、ありのまま書いたら多分デ◯ノートも真っ青な内容になりそうなので、胸にしまっておきます。私のクローゼットの中に。

クローゼットには、生きるために支障が出る自身の性質を秘密にしている状態をさす暗喩という意味があります。細かく言えば余り良い意味ではありませんが、自分が生きるために必要な趣味・嗜好・美的感覚、そして正義は、全て他人と交わるものではない。その必要だってじつはなくて。SNSが発達しすぎた世界で、必要以上に開けっ広げになってしまったとも感じています。それを秘密にして、誰にも触れさせない部分があることが健全な人なのかなと思った次第です。

自分自身の内面の愛を大事に出来るように。

祈りとは自分の内側からくるものであるように。

自分の祈りも愛も、守れるのは結局自分しかいないので、大事なものは心にクローゼットしてしまって、明日も生きれる限り生きるのだろうと思います。生きるも死ぬも自分の匙加減で。

そんな感じで、今年もありがとうございました!
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