ノスタルジア遊園地 無事閉園にあたって

皆様、東京の空の下からこんにちは!
『ななついろ洋品店』です。

ノスタルジア遊園地 7/31をもって、無事閉園いたしました。

ご来園頂いた皆様、関わった全ての皆様に先ずは御礼申し上げます。
特に毎回ツルカワ様には本当にお世話になりっぱなしですm(_ _)m

わたしは、最終日のラスト2時間だけ、在廊させて頂きました。

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どこか懐かしい風景の名残がある都立大学周辺は、はじめて来た感じがしませんでした。お世話になりましたGallery KOMPIS様も大変素敵な場所で……本当に良かったです。

普通だったら、わざわざ東京に企画展のためだけに行くのって、採算が合わずの難しいですので、躊躇う部分もあると思います。でも、私が今回(今回も)東京まで足を運んだのは、私が6日間だけあらわれる「ノスタルジア遊園地」に迷い込みたかったからかもしれません。
まだまだ、未熟な部分ばかりなのに、社会の扱いや軋轢や身体の衰えから自分が「大人」なのだと嫌でも実感させられる。それが、最近顕著でした。だから、わたしは子供に戻れる場所に行きたかったのです。

いつの間にか、子供の頃嬉しかった遊園地の出店で輝き始めるランタンにも、その下で色付くどんぐり飴にも心が動かなくなってしまった。

昼と夜の間に見えたマーブルの夕焼けに、気がつかなくなってしまった。毎日変わるその色が好きだったくせに。

自分の身体の中から、「カラカラ」と音が聞こえたような気がしていました。無意識に、この空を満たさなければと求めた先が「ノスタルジア遊園地」だったのかもしれません。

自由な作家さん方の作り出した、遊園地の光の渦に入ってみると、楽しそうな声が聞こえた気がしました。それが私にとって、幸福でした。空の身体が満ちていく幸福です。また、他の作家さんとのお話も楽しくって、はじめて作り始めたときに、たくさん扉を開いていく感覚を思い出しました。

本当に、今回も参加して良かったです。在廊して良かったです。作り手としてまだまだこのような経験をしていくために、改めて、作家活動をしっかりやっていこうと思います。

秋以降、来年春にまた東京方面ではお世話になります。今回みたいな実験作はいずれも少ないかと思いますが、丁寧な仕事をお届けします。この積み重ねが「作り手」として、生きていく道になると、今は信じて頑張ります。

最後に、本当にありがとうございました!また、今後とも『ななついろ洋品店』と誰かの心の中にある「ノスタルジア遊園地」をよろしくお願いいたします!

蛇足的追記:身体・精神はかなり疲労が溜まっていて、搬出後かなりトンチキなことをしてしまいましたが、無意識のうちに今までの疲れの蓄積があらわれた一件だと思うことにしました(笑)でも、ここまで来なければ、もっと酷いトンチキをかましていた可能性大でしたので、ホームタウンから離れて良かったです。身体と心をもっと大切に、作る仕事をガンガン頑張ります!!