ラフを描く その2 (12月のアトリエシード様での個展に向けて)

個展に向けて、つらつらと思考をまとめるための文章です。

誰にでも分かりやすく、大多数の人の目を引く検索に引っかかりやすい、刺激的なフレーズ。
高圧力の言葉。
目を引く太字のカラフルなブロック体。
みんな、幸せですと言わんばかりの集合写真。

確かに、注目はしてしまうかもしれない。それがお仕事につながれば、尚良いのかもしれない。誰かより幸せですと言えたなら、瞬間湯沸かし器みたいにアピールしやすいのかもしれない。でも、それは金太郎飴みたいに同じ印象しかみんな一緒は安心出来ますし。

でも、その言葉や表現はどこに行くのだろうと時々思うのです。

昨今は、特に刺激的な言葉や圧の強い表現がもてはやされている。その意味を考えて、吟味する間も無く、ハリケーンの跡地がたくさん出来ていくような感覚を覚えます。

世界中を、彼女が回っていったあとに、何が残るのだろう?

そんなことを考えながら、目の前の納品準備と戦っています。少しだけでも素敵な非日常に案内出来る、きらきらと向き合うには、色々考えることが必要なのかなと思いながら。

IMG_1378