ラフを描く その3(12月のアトリエシード様での個展に向けて)

情報本格的解禁です。

12月2日(土)〜10日(火)神戸元町 アトリエシード様で開催させていただきます。『ななついろ洋品店』個展………

「プレアデスの小部屋(おうこく)」

でございます。中々タイトルが気に入っています。

プレアデスとは、プレアデス星団(日本では「すばる」と呼ばれています)青白い美しい輝きから世界中で神話や伝説がたくさん作られている天体です。

星は青白いほど若くて、ちから強く燃えています。その輝きが、内面に自分の好きなもの、大切なものを抱える懸命にしたたかに生きる女の人を重ねました。女の人の情熱は赤い炎よりも青い炎なイメージを持っています。また、プレアデスの別名「七人の乙女」みんなそれぞれの輝きを抱えていることも連想させたいと思いました。

「小部屋」はルビ打ちで「おうこく」と読むようにいたしました。読んでください。好きなものを思う心は小さな部屋くらいのサイズしかなくても、誰にも侵入されない不可侵の王国でありたいという思いをそこに込めました。

今回も相変わらず、タイトル決まらない芸人「ななついろ洋品店」でした。開催まで頑張ります。

最後に、個展をイメージした散文です。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

「プレアデスの小部屋」
IMG_1378

「お砂糖」
「スパイス」
「素敵なもの」

それらを小さな水の箱に閉じ込めたものが、「女の子」と昔の人は言った。
きっと、それらを大多数の女の子達は「好き」なのでしょう。では、もしも或る女の子自体がそれらの内、一つ乃至は全てを好んでいなければ、彼女は「女の子」と認めてもらえないのでしょうか?

自分の中にあるものを、認めて愛することは、きっと難しい。それが、大多数の人と「違う」とき、きっと暗い淵に立たされた気持ちになるかもしれません。でも、その「違う」を自分自身で愛することが出来るようになれば、どんな透明な銃弾達にだって、負けることはないでしょう。それが出来るようななったとき、彼女の中には誰にも侵略されない王国が出来ていることでしょう。

そんな今日も静かに戦っている、とある「女の子」の守るべきお城(あるいは生命線)を試しに覗いてみませんか?きっと、夜空に煌々と輝くプレアデスの少女達のように、美しい唯一で、あなたの道導にもきっとなるはずだから。